高知では珍しい有機JAS認定の土佐文旦。安心・安全・美味の自然派柑橘
とことん“自然派”にこだわった、生命力みなぎる柑橘の数々
高知県は全国有数の柑橘王国です。多くの柑橘農家さんがいるなか、高知県内では珍しい、無農薬有機栽培で柑橘類を育てて販売している「土佐名産会」の代表、青山洌さんに、こだわりの柑橘栽培についてお話をおききしました。
東京で長年働いた後、地元の高知に戻り、63歳で農業を始めた青山洌さん。当初は土佐文旦の生産地として有名な須崎市浦の内の農家に師事し、耕作放棄地を借りて文旦づくりを始めました。それまで縁もゆかりも無かった農業の道に60歳をすぎてチャレンジされたそうです。
「東京で出版社を経営していたこともあり、“売ること”には自信がありました。そしてせっかくなら好きなもの売りたいと思いましてね。大好きな文旦を作ってみようと思ったんです」と、青山さんは語ります。
試行錯誤でたどりついた自然派栽培。ミネラル分が多くて味の濃い果実に
そこから青山さんの試行錯誤が始まります。まず、一番こだわったのは農薬を極力使用しないこと。基本は自然の力に任せ、有機肥料に文旦や小夏のカス、刈った草も活用と、とことん“自然派”を貫きます。その苦労の甲斐あって2013年には、有機JAS認定マークを取得。これは、農林水産大臣が定めた品質や表示の基準に合格したものにつけられる認定マークで、高知の文旦には珍しい、まさに快挙でした。
そして文旦から始まった青山さんの挑戦は、小夏、ポンカン、みかん、ゆずと、いろんな柑橘類に広がっていきました。現在は、安芸市や香南市など県内3箇所に農園があり、文旦は述べ約500本を栽培しています。
「どれも、基本は文旦と同じ栽培方法です。ミネラル分が多くて味の濃い、本当に美味しいものになるんですよ」と青山さんは目を細めます。
子どもから大人まで楽しめる加工品も。苦労や手間の先には確かな美味しさが待っている
文旦は化学肥料を使用しないため、形が揃わなかったり果実の表面が綺麗でなかったりしますが、甘皮を剥けばプリッと瑞々しい果実がお目見え。甘さ、酸っぱさ、苦さのバランスが絶妙で、奥深い味に驚きます。
さらに、ジュースやゼリーなどの加工品も。「土佐の果実原液100%・飲むゼリー」は、携帯に便利なパウチ容器入りで、子どもから大人までみんなが楽しめる人気商品です。その美味しさが認められて数々の賞を受賞、誰もが聞いたことのある有名ホテルやデパートとも取引があるなど、止まることなく広がり続けています。
「苦労や手間も多いですが、それでも続けるのは安心安全で美味しいから。やっぱり美味しいものを食べたいじゃないですか」と青山さんが笑顔で答えてくれました。
編集部Pickupお取り寄せ商品
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土佐の果実・飲むゼリー8個入【文旦・ゆず・ポンカン・小夏】
土佐の旬の味をツルンと飲む!皮ごと絞った果汁100%のゼリー。
極力農薬を使わずに育てた文旦、ゆず、ポンカン、小夏を使用。安心・安全な果実を皮ごと絞り、飲むゼリーに仕上げました。
おすすめは暑い時期はゼリーを凍らせて食べても、シャーベット状になって美味しい。文旦、ポンカン、小夏、ゆずと4種類の味わいがあるので、好みのものを見つけ味わうのが楽しいです。 -
JAS有機栽培 土佐文旦約5kg
高知県で唯一のJAS認証の土佐文旦です。
農薬や化学肥料を使わず自然の力のみで栽培、有機肥料にこだわった土から育つ文旦はビタミンやミネラルがたっぷり。約1ヶ月間熟成させると糖度は約12〜14度ほどにもなるため、その美味しさは格別です。
無農薬・自然栽培のため「枝スレ」「日焼け」「シミ」などあり、形や色は不統一ですが、お子様にも安心してお召し上がりいただける、おすすめの土佐文旦です。
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青山さんが有機肥料で育てた土佐小夏 約3kg【安心安全の絶品小夏】
酸味と甘みのバランスが取れており、スッキリとした味わい。
爽やかで甘酸っぱい小夏は、暑くなり始めるこの時期にぴったりのフルーツです。
高知県の西南に位置する黒潮町の山の傾斜地で育てていますが、海から吹き上げてくる潮風と、水はけの良い山の傾斜地が、小夏の酸味と風味のバランスを整え、糖度の高い美味しい果実が実るそう。好立地な環境に加え、農薬に頼らず、元気な木を育てることに重点を置いており、堆肥は有機肥料のみの自家製、受粉も人工ではなく虫による自然受粉にこだわるなど、自然の力を最大限に生かして栽培されています。そのためビタミンやミネラルなどの栄養も豊富で、極力農薬を使用していないので、お子様からお年寄りまでご家族皆さんで楽しんでいただけます。