高知の伝統寿司「田舎寿司」に新しいエッセンスを加えて全国へ
高知でしか味わえなかった「土佐の田舎寿司」が未来形・田舎寿司で全国に
高知でお寿司といえば、“里山の恵み”をのせた「土佐の田舎寿司」です。タケノコ、リュウキュウといった山菜や野菜を手間暇かけて下ごしらえし、柚の酢(ユズの絞り果汁)をきかせたシャリの上へ……その滋味深さは、食べた人を一口でトリコにします。一方で、冷凍すると食感が損なわれてしまうため、これまで「県外発送は難しい」といわれてきました。
そんななか、遂に冷凍発送を可能にした“未来形・田舎寿司”が誕生! 開発したのは、高知県の中央エリア、香美市にある土佐山田ショッピングセンターです。同社の代表取締役である石川靖さんにお話をお聞きしました。
母の味「田舎寿司」を多くの皆さんに届けたい!冷凍田舎寿司にチャレンジ
同社の田舎寿司は、全国のスーパーやコンビニなどが競い合う「お弁当・お惣菜大賞 お寿司部門」で最優秀賞に選ばれた実績があります。「当社の田舎寿司は、私の母が寿司酢や具の味を守り続けてきた、まさに『母の味』です。その手作りのおいしさをより多くの皆さんにお届けできるよう開発に挑みました」と石川さんは語ります。
食材の細胞を壊さず冷凍できるプロトン冷凍技術を駆使し、山菜や野菜は旬の時季に食べたときの歯触りを、シャリは口のなかでふわっとほぐれるような空気感を追求。さらに、おいしいのは当然のことながら、“新しい感動”を生む味を追求しました。
昔ながらの味に新しい味わいを加えて感動を。キリッと冷やした土佐酒や白ワインとも相性抜群。
「チラシ寿司風の田舎寿司には、香り豊かに煮たさつまいものレモン煮や彩りの良いパプリカを。12種類の味が楽しめるひと口サイズの田舎寿司は、タケノコには桜の塩漬け、フキにはトリュフを組み合わせるなど、これまでの田舎寿司にはない味に仕上げました。キリッと冷やした土佐酒や白ワインとも相性が良いので、お祝いの席や晴れの日にぜひ」と話す石川さん。
“ネオ田舎寿司”とも言える、同社の土佐田舎寿司。田舎寿司を食べ慣れている、地元高知の人も食べたくなる魅力的な逸品です。