「焼きナスのアイス」。名前を聞いても味が想像できず、パッケージを二度見してしまうような組み合わせのアイスクリームですが、この焼きナスを使った「こじゃんと焼きナスのアイス」は大人気で、数々のスイーツ関係のコンテストでも賞を受賞しているんです。
焼きナスのアイスを考案し、製造販売する安芸グループふぁーむ代表の小松哲也さんにお話を伺いました。
「ナスのアイスなんて、めずらしいでしょう? “こじゃんと” とは、すごくたくさんという意味があります。焼きナスがすごく入っているよ!ということですね。」
焼きナスがたっぷり入ったこのアイスは、安芸市の特産品であるナスを、全国に広めたいと思って作り始めたとか。
食品展示イベント「FOODEX JAPAN」では、2012年と2016年に最高金賞を受賞。2019年には、テレビ東京の人気番組「ガイアの夜明け」に取り上げられるなど、話題になっている商品です。
様々なコンテストで受賞している「焼きナスのアイス」
- FOODEX JAPAN2012 ご当地アイスGP 最高金賞・優秀仰天力賞
- 高知家のいい物おいしい物発見コンクール2013 優秀賞
- にっぽんの宝物2019 JAPAN大会 スイーツ部門 グランプリ受賞、世界大会(シンガポール) Most Enterprise Award受賞
- FOODEX JAPAN2016」ご当地アイスGP 最高金賞
焼きナスのアイスを早速一口食べてみると、ミルクの優しさとふんわりナスの香りと、焼いたことによる香ばしさが予想以上にマッチ。
「皆さん、最初はおそるおそる食べられるのですが、一度食べると気に入っていただけるようです。」と笑う小松さん。
「ナス自体はそんなにクセがないので、実はアイスにするのにぴったりの素材なんですよ。特に女性に、気に入っていただけることが多いようです。」
一見、話題を優先したアイデア商品のように見られがちですが、ナスは一つずつ手作業で炭火で焼いて香ばしさを出し、アイスに使うミルクも特上の物を使用したりと手間と品質を惜しまずに作られており、食べてみると、本格的な味に感動します。